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「しばらくお通じがない」「下剤や便秘薬を日常的に飲んでいる」…そんな便秘に悩む女子に耳より情報！　腸セラピーを行っている砂沢佚枝さんに便秘体質が驚くほど改善される方法を教えてもらった。

「多くの現代女性は便秘に悩まされています。“そんなときは下剤や便秘薬を飲んで出すから大丈夫”という人もいるようですが、これは、薬の作用によって腸が強制的に動かされることに加え、副作用により身体の重要な栄養素まで外に出てしまい、また便秘になるので、根本的な解決にはなりません。一時的に便通があるかもしれませんが、腸の機能が回復したわけではないので“再び便秘に悩まされ薬に頼ってしまう”という負のスパイラルに陥りかねません」（砂沢佚枝さん）

砂沢さんによると、そんな便秘の症状改善に効果的なのが “大腸もみ”なのだそう。

大腸もみのやり方は以下のとおり。
（1）仰向けに寝そべる
（2）寝そべったまま両脚を揃えて、くの字に曲げる
（3）右足を左足にかけ、足を組みそのまま右側に身体を倒す
（4）左のわき腹一帯（肋骨下から腰の付け根あたり）を、左手の人差し指、中指、薬指の腹を使って押すようにもみほぐしていく。10回を1セットとし、3～4セット行う

「左のわき腹一帯には直腸があります。便秘に悩んでいる場合はここに便が溜まり、ふたがされているような状態になります。便秘がひどい人は、軽くもんだだけで痛みを感じることもありますが、イタ気持ちいいと感じられる強さで一日に一度はマッサージをしてください。大腸もみは一気にやりすぎると痛みが強くなりますので、注意してください」（同）

また、便秘予防として多くの女性が摂っているヨーグルトなどの乳製品は、便秘にはあまり効果的とは言えないのだとか。

「乳酸菌が腸まで生きた状態で届くということは、ほぼないと言われています。ですので、大腸もみを行うときは、一時的にヨーグルトなどの動物性の食品を極力避け、生野菜や果物をミキサーで混ぜて作るスムージーやジュースを摂るのが簡単でおすすめです」（同）

腸のコンディションと相談しながら行いたい、大腸マッサージ。スムージーやジュースも賢く併用して、便秘知らずの体をつくろう！

30秒”腸もみ”!ダイエット / 王様文庫B 108- 1 (文庫) / 砂沢 佚枝 著